オレのこんかつ

これまでに経験した困ったことと、その解決法らしきもののまとめ。あと読んだ本。

進化の真価が問われる(誰に?)

私は進化そのものを研究しているわけではないですが、仕事を進める上で進化を考えないといけないことが多いです。その割にまともに進化をこれまで勉強してきてないので、いろいろ本を読んで知識を増やしたりしています。そんなわけで進化に関わる本をいくつか紹介してみます。

今の時代、進化を勉強しようと思うと少なくとも、
1 分子から入るアプローチ
2 化石から入るアプローチ
が挙げられます。もちろん現生生物の系統関係からのアプローチとか他にもいろいろあるんですが、いずれにしても結局分子の進化(DNA・タンパク質の変化)と、形態・生態の進化(変化)をどうつなげて理解していくのか、ということが問われて続けているのが学問分野としての(分子よりの)進化学なのではないかと思っております。まあ、この手の問題は昔からgenotype-phenotype relationshipsとして捉えられておりました。そして最近になって、いわゆるevo-devo解析・ゲノム解析・遺伝子破壊(改変)実験手法の開発などが発展して、理解が進んだことも多いと思うのですが、ナゾが謎を呼ぶ状況になっている感もあるかと思います。

というわけで、とりあえず分子から入るアプローチの本をいくつか紹介

 

生物進化を考える (岩波新書)

生物進化を考える (岩波新書)

 

 
分子進化学の開祖といえる木村資生先生の本。昔の岩波新書らしく、けっこう難しい数式とか概念が出てきて、難易度高い。わからないところすっ飛ばしていっても、分子進化学の基礎概念みたいなものは理解できるのではないかと思います。最後の方に、優生学っぽい話が出てくるのがアレですが、ご愛嬌といえばご愛嬌。

 

 

 
ホモロジーサーチの開祖と言える宮田隆先生の本。修論の副査をしていただいた思ひで。この本も分子進化の基礎概念と、いろいろおもしろいトピックがまとめられている。この本の前バージョン「分子進化学への招待」の印税は(も)すごかったとかなんとか。

 

 

進化の謎を数学で解く

進化の謎を数学で解く

 

 
分子進化とコンピュータといえば、分子系統樹の解析か、ゲノム解析の話になることが多いのだが、そういうのとは違う方向の組み合わせ方法を、分野外の人にもわかりやすく(?)説明した本。またこんど紹介する「ワンダフルライフ」などで、進化が(特定の方向性を持たない)ランダムプロセスだということが強調されているけど、この本ではそういうランダムプロセスが分子進化の観点からうまく概説されていると思う。お高いけどオススメ。

 

 

ネアンデルタール人は私たちと交配した

ネアンデルタール人は私たちと交配した

 

 
ちょっと気色が違いますが、ネアンデルタール人ゲノム(化石ゲノム)解析の第一人者ペーボ先生の自叙伝的な本。けっこうゴシップ的な話も散りばめられていて、読み物としておもしろい。ネアンデルタール人の遺伝子配列は(当然)現生人類とよく似ていて、また化石から抽出できるDNA量は少しなので、対象の化石を扱った人のDNAのコンタミ(混入)を防ぐことがいかにシビアなのかを知ることができます。この本はじきに文庫化されそう。

 

 

進化計算と深層学習 -創発する知能―

進化計算と深層学習 -創発する知能―

 

 
「進化」という言葉がタイトルに入ってたけど、進化(ほぼ)関係なかった。深層学習のところでニューロエボリューションという概念が出てくるのだが、説明を読む限り、ニューロディベロップメントであって、エボリューションじゃないと思った。内容は難しすぎてよくわからなかった(私の知識・知能不足が原因)。

アメリカでのニュースの思い出

自宅にテレビがないので、信頼のインターネット情報によるのだけれど、日本のニュース番組のバラエティ化が進んでるらしい。どうでもいいニュースを取り上げすぎ、みたいな。

 

それはそれはそうなんだろうけど、私がアメリカに異動した2009年の(アメリカの)テレビニュースといったら。

まず、アフガンとイラクで何人兵士が死んだというニュースから始まって、次にダウ平均が何百ドル下がったというニュース。こういうのを大学病院のカフェテリアで見ていたもんだから、つらいといったらなかった。いずれもアメリカが仕掛けたことだろう、と言ったらそれまでなんだけど、少なくとも戦場に行った(行かされた)兵士に罪はないわけで。

その後、戦況も景気も(やや)よくなり、明るいニュースも増えた。

 

日本の話に戻ると、バラエティみたいなニュースでやっていけるのだとしたら、それだけ平和ということなんだろう。

IKEAに行けや

愛知県の長久手に(ようやく)IKEAができることになって、職場の人にIKEAってどうですか?と聞かれた。

onigiriface.com


私は、ポートランドと大阪で合計3回もIKEAに行ったマニアなので、ポイントを5点にまとめてみる。
1 おおむねお得
2 サイズに注意
3 大物の組み立てに注意
4 ポエングはいいぞ
5 エンタテイメントとしてもあり
以下それぞれ説明。

1 おおむねお得
家具の相場にまったく詳しくないけど、知ったかで言えば、お得な値段だと思う。お値段以上ニ◯リ的な。なんで安いかというと、自分で組み立てる・自分で持ち帰る(配達頼むとけっこう取られる)・全世界で同じ商品を売ってる、からであろう。

2 サイズに注意
IKEAの商品はたぶんほぼ全てグローバル展開なので、わりとサイズが大きくて、日本の狭い間取りには合わない危険性が(物によっては)ある。お店での陳列は、アメリカン(ヨーロピアン)な広い間取りに余裕を持って設置されているので、それを見てとびついて買ってしまうと、家で組み立てたときに「ウワウワ」となるかも。この悲劇を避けるためには、棚とかの大物を買いに行く前にサイズを決めておいて、それに合うような商品を店で選ぶのがよさそう。たしかIKEAの店には、紙テープのメジャーが使い放題になっているハズ。
アメリカンサイズの大きな自宅を建てる(買う)のが最終解決となる。

3 大物の組み立てに注意
IKEAの家具は、全て組み立て式で、手順は(グローバル展開のために)絵だけで説明される。組み立てに必要なネジとか工具は、商品に含まれてるけど、たまに絵の説明がわからなかったり、使いみちのよくわからない部品があったりして、わりとパニクる。特に大きな棚とかを組み立てるときは、複数人で半日かかるくらいの覚悟が必要かも。ちなみに私はIKEAで棚を買ったことも、組み立てをしたこともない。

4 ポエングはいいぞ
ポエング(POÄNG)は、たぶんIKEAの商品で一番有名な、一人用のソファ。丈夫で座り心地もいいので、この手のイスがほしい人は、買っておいて損はないと思われる。組み立てもそんなに難しくはない(一人で組み立てて、一時間弱くらい)。クッション部分は後で買い換えることもできるので、とりあえず一番安いのを買っておいて、あとで他のものに替えるのもいいかも。

www.ikea.com



5 エンタテイメントとしてもあり
家具とか見るのが好きな人は、買う気なくてもお店に行ってショールームを眺めるだけでも楽しめる気がする。客寄せのために、レストランがお安くなっているので、レストラン目当てで行くのもよさそう。ただし、料理は日本人向けじゃないヨーロッパテイストなので、アカン人はアカンかも。

あと、大阪のIKEAは、なんにもない埋立地(造成したけど全然売れなかった)にポツンとIKEAの建物だけ立っているのが、絵的にオモロ~。

この話の教訓:ニトリにも行ってみよう

リーマンショック(和製英語)

もうだいぶ昔になるけど、2009年から2011年まで、アメリカのオレゴン州にあるポートランドという街に住んでました。その前の、2008年4月に2週間ほどポートランドに滞在したのですが、そのときは「そろそろ景気ヤバイかも?」くらいの雰囲気で、街に活気があり、ポートランドが好きになりました(それまでアンチアメリカ()だったのはヒミツである)。

で、半年ちょい後の2009年1月にポートランドに着いてみると。街の中心広場周辺のテナントが歯抜けになっており、広場前の一等地に支店を持っていたWashington Mutualという銀行はつぶれてた(笑。ポートランド一番のemployerはインテルなので、他の産業に先駆けてリストラを始めていて、またたくまに失業率は10パーを超えたのでした。余談の余談ですが、このあと公共機関のリストラも始まって、バス運転手がリストラされて、バス路線の数と、バスの運行頻度が減ったことに、公務員is安定と思っていたザ・日本人の私は衝撃を受けたのでした。

アメリカでは一般ピーポーも小切手をよく使うので、生活するためには銀行口座を作らないといけない。仕事先(大学の研究室)のボス(当然アメリカ人)に「どこの銀行がええのん?」と聞いたら、「Bank of AmericaかWells Fargoかなあ」と言われたので、「どっちの銀行が安全なん?」とさらに聞くと、「安全な銀行なんてアメリカにはないよ!」と断言されたのでした(・・・)。

職場(大学)から一番近いATMがWells Fargoのだったので、エイヤーでWells Fargoの口座を作ることに(Wells Fargoの支店と日本領事館が同じビルに入っているのも便利そうだったので←実際はどうでもよかった)。アメリカの銀行は、日本の銀行の何倍も入りにくい(高貴な)雰囲気なので、ドキドキしながら入店してみると、意外とすんなり身なりの良いお姉さんバンカーに、彼女のデスクまで案内してもらえた。ここまではよかった。

で、銀行口座の種類とそれぞれの利点・難点の説明が始まったのだが、何を言っているのか全くわからない。お姉さんバンカーの英語は非常にクリアで聞き取りやすい発音だったのだけど、金融の英単語なんて一つも知らないので、全くついていけない。今思うと、口座維持手数料とそれを回避する方法を口座の種類ごとに説明していたと思うのだけど、その時は瞳孔開けるくらいしかすることなかった。じきにお姉さんも私の状態を察して、「とりあえずアナタに合ってそうな口座にしておくねー、あとネットバンキングのIDとパスワードもこっちで決めとくから!」と超明るいアメリカンな感じで、訳の分からない口座を作ってもらって、仮の小切手帳をもらって帰ったのでした。

ホンモノの小切手帳(名前と住所が印刷されてる)は一ヶ月くらいしたら届くよと言われたのだが、2ヶ月たっても送られてこず、じきに仮の小切手が尽きてきた。一番苦手な電話で、震えながら銀行にクレームを入れたら、「もう送った」「届いてない」の不毛なやり取りに。英語表現のレパートリーがなさすぎたので、「届いてない」を連呼してたら向こうが折れて、その後すぐ送られてきた。やっぱり送ってなかったんやんけ!

というわけで、アメリカでの銀行口座作りは人生で二度とやりたくないことの1つです。タイトルは詐欺です。

この話の教訓:とくになし

作ってみた

 勢いでアカウントを作ってみた。

ヒマな時に、これまでに味わった辛酸(というほどのものでもない)ことと、その対処(できてないこと多し)を書いていきたい。

 

とりあえず最近読んだ本をリンクしておこう。

 

 知らないことばかり書いてあって、勉強になっておもしろかった。