冬来たりなば春とうがらし

これまでに経験した困ったことと、その解決法らしきもののまとめ。あと読んだ本。

釣られてみた

この記事が評判(?)になっている(?)

anond.hatelabo.jp基本、ある学生(同じような考えの人は、世の中にわりといると思います)のお気持ちが、それを補強するロジックとともに述べられているので、それはそれでええかなと思うのですが、せっかくなので釣られてみます。

 

1 自分がやりたくないことに「大きな」ロジックを持ってきて反駁する

 たぶん件の記事を書いた人は、けっこういいこと言ったなと自己評価してると思いますが、自分のやりたくないことについて、「やりたくない」と言うだけだと子どもじみてるので、デカ目の(より上の階層の)ロジックを持ってきて反論するというのは別に珍しくないパターンかと思います。例えば、夏休みの宿題をやりたくない小学生が、「夏休みに家で勉強させる学校のシステム(ひいては日本社会)がおかしい!」というような類の延長線上かと思います。

 

2 「学生の幸せ」

 記事の最後は、「大学の教授は勘違いを改め、自身のエゴで学生の幸せを奪わないでほしい。」で締められています。大学は学生の幸せを提供するところではない、というマジレスはおいときましょう。上述したような、自分があることをやりたくない、ということを正当化するために大きなロジックを持ってくるやり方を続けて、将来「幸せ」になれるのかはよくわからないです(皮肉ではなく本当にわからない)。追記のところに、「時価総額3300億越えw」の企業から内定をもらったとあるので、そういう大きな組織で働く(活躍する)上で、自分がある事柄をやりたくないということを「大きな」ロジックで正当化するやり方が通用するのがぜひ試してみてほしいな、と思います。