冬来たりなば春とうがらし

これまでに経験した困ったことと、その解決法らしきもののまとめ。あと読んだ本。

カーナビのココロは親心(?)

私は運転が下手なので、カーナビは必要不可欠です(頼り切りともいう。自家用車を買うときにも、もちろんカーナビを付けて(オプションの中では一番安いやつでしたが・・・)、さらに3万円ほど足してバックモニタも追加しました。おかげさまで、バックモニタ付いてない車では車庫入れができない体になりました。

で、以前のエントリで書いたようにiPad Proを買いましたので、タブレットを使ったカーナビを体験してみました。カーナビアプリは色々あるのですが、「俺の育児」の中の人に勧めていただいたYahooカーナビを使ってみました。以下、iPadを使ったYahooカーナビのいいとこわるいとこ対決です。

promo.carnavi.yahoo.co.jp

1 カーナビデータとナントカは新しければ新しいほどよい
私の車に備え付けのカーナビに入っているデータは、3年ほど前のデータですので、例えば新東名の豊田東〜三ヶ日間が入っておらず、辛いです。また、ガソリンスタンドやコンビニは栄枯盛衰が激しく、3年前のデータと今ではけっこう違っており、給油したい時やトイレ行きたい時にキケンな状況になることがあります。その点、Yahooカーナビのデータはほぼリアルタイムで更新されているため、どの道を使うときも非常に快適です。また画面に出すコンビニやガススタの種類(ブランド)を選ぶこともできるのも、Yahooカーナビのいいところです。
Yahooカーナビの道データの難点を挙げると、細い道の一方通行情報が甘いことがありまして、走行中に方向転換しようとしたら実際には一方通行の道を逆走するような指示が出て、それに従ってしまい進退きわまったことがあります。カーナビにおんぶにだっこドライバーとしては、この辺を充実させてほしいものです(言うのは簡単。

2 画面は大きいのが正義、しかし・・・
よっぽどいい(高い)カーナビを買わない限り、iPad(約10インチ)のほうが画面が大きいと思います。当然、画面大きい方が見やすいですし、大きな地図を出せますので、走っている道の先がどうなっているのかをよりくわしく知ることができます。ただ、iPadを車の中で固定するのは難しいです。スマホを車の中で固定するグッズで、iPadなどの10インチくらいのタブレットも固定できるとしているやつは結構あるのですが、いかんせんiPad自体にけっこうな重さがあり、また運転中の車は揺れているため、かなりガッチリ固定していないと画面が揺れてしまう(そして酔う)ことになってしまいます。タブレットスマホ)を支えるアーム部分がしっかりしているやつを選べばよいのですが、そういうのはアームを調節するのが結構大変(硬い)になります。私の車では、運転席左のシフトレバー前にあるドリンクホルダーとエアコンとかを調節するパネルとの間の空間にうまくiPadをはめ込んでそこそこ固定することができたのでよかったですが。ただ、そうするとiPadの画面を見る時に視線が下がるので、運転中に地図を確認するのはちょっと難しいです。
じきに、車を買う時にカーナビオプションなしにすれば、カーナビが入るべき位置にタブレットスマホ)固定器具が付くようになる気がしますが、そうしたらカーナビが余計に売れなくなるので車のメーカーとしては辛いところかもしれません。

3 GPS精度
うろ覚えの聞きかじり知識ですが、車にそなえつけのカーナビのGPSは精度が高く、またタイヤの向き・回転数などをGPS情報を組み合わせることで車の位置をより正確に把握できるらしいです。というあやふや知識があったのですが、Yahooカーナビを使ってみて、画面上の位置と実際の車の位置が大きくずれることはほぼないと感じました。実際には多少の精度の差はあるのかもしれませんが、普通の人が気になるほどの差ではないと思います。ただ、Yahooカーナビでは大きめの交差点が近づくと、交差点までのおおよその距離が出てくるのですが(便利)、この距離の見積もりはたいてい過大評価になります。だいたい実距離の3〜4割増しくらいの距離が表示される感があるので、その分を差し引いた距離を表示するようにアップデートしたほうがいい気がします(素人考え。
あと驚いたのが、ipadを車の中で適当に置いてもわりと正確に車が向いている方向を正しく示すこと。たぶん車の位置の経時変化から正面方向を推定しているのではないかと思うのですが、うまくできてるなあと思います。

4 ないものねだり
当然ですが、タブレットでカーナビを使うとバックモニタはどうしようもないです。私みたいなバックでの駐車が不得意なドライバーにとってバックモニタは救いの神ですので、次に車買うときもバックモニタのためにカーナビを付ける気がします。
あと、私が持っているiPad Proには、True Toneという、周りの明るさに応じて画面の輝度・色合いを自動調節する機能がついているのですが、夜に運転していると画面がけっこう暗くなって、地図の文字とかが見えにくくなることがあります。(今のところ)iPad Pro特有の問題でしょうから、どうでもいいと思うのですが、なんとかして欲しい感あります(勝手)。


いろいろ書いてみましたが、こんな便利なアプリが無料で使えるのですから、いい世の中になったもんです。それなりに運転に自信があれば、車を買う時にカーナビオプションは必要ないと思いますので、それだけで10〜20万円くらい浮くことになります。買い手としてはありがたい限りですが、カーナビメーカーや車のディーラーはどうしていくつもりなんでしょうか。自動運転(自動車庫入れ)機能などの付加価値とカーナビ機能をセットにして売り出していくのかなあ、と(素人ながら)推測しますが、なかなか厳しいビジネスな気がします。数年前までカーナビは、ぼったくもといけっこう利幅が大きな商売だったでしょうから、落差が激しそうです。

まとめとしては、
1 タブレットスマホ)のカーナビアプリは高機能。運転に自信があるなら、車に備え付けのカーナビはいらんじゃろ。
2 10インチ(以上)くらいの大きさのタブレットを使う場合は、固定方法が難しい。画面の大きさを求めない場合は、スマホを使うほうがいいかも。
3 バックモニタ大好き人間は、ひきつづき備え付けカーナビを買おうや。